2月2日(日)に木田郡三木町にて、「SBIRTS」についての研修会がありました。
「SBIRTS(エスバーツ)」とは? 飲酒に関する悩みを抱える方や家族へ、入院や通院といった適切な治療に繋げると同時に、断酒会やAAなど、同じ悩みを抱える人が集まり支えあう集団(自助グループ)に繋げることを目的として推進しています。 |
新生会病院院長の和気浩三先生より、「SBIRTSの普及促進をめざして」の講演がありました。
また、和気先生や断酒会員の方により、「SBIRTSの実践」をテーマにワークショップがありました。
当院からは、佐藤仁院長がコメンテーターとしてシンポジウムに参加し、医療や行政など様々な分野の方と意見交換を行いました。
アルコール依存症に関して、自助グループに参加することの重要性や、参加し続けることでの断酒効果は、様々な研究によって明らかになっています。
そうした中で、病院として自助グループとどのように連携をとり、退院後も患者様や家族と繋げていけるかという課題に気づきました。
研修を踏まえて、今後院内断酒会での関わりだけではなく、断酒会会員やAA会員の方と連携し、病棟や外来で話し合いの場を設けるなど、入院中から自助グループへの橋渡しができるよう検討していきたいと思います。
今後、当院のアルコール依存症関連のお知らせやご報告など、こちらのブログでさせていただきます。
医師・看護師・作業療法士・心理士・薬剤師・精神保健福祉士など、さまざまな職種が連携・サポートできるよう整えています。1人1人に真摯に向き合い、回復への援助をしていきますのでよろしくお願い致します。
当院では、毎週火曜日15時から約2時間、グループホーム施設内にて、院内断酒会を開催しています。
メンバーは、当院の入院患者様・グループホーム入所者様、香川県断酒会会員の皆様および家族の方々です。
日々生活を送る中で「断酒を継続すること」は、自分や家族の力だけでは難しいです。
そのため、自助グループ内での支え合いや、気持ちを表出できる空間が必要になります。
見学希望やご相談などございましたら、いつでもお声がけください。