医療法人社団五色会

理事長挨拶

医療法人社団五色会 理事長 佐藤 仁

医療法人社団五色会 理事長 佐藤 仁

ミッション mission

全ての患者に笑顔と希望を届ける。

行動指針 guideline

  1. 安全はすべてに優先
  2. 持続性の高い医療の提供
  3. 専門的精神科医療の提供
  4. 自立、協調、相互依存
  5. 改善、そして新たなことへチャレンジ

医療法人五色会理事長の佐藤仁です。当法人はすべての患者に笑顔と希望を届けるというミッションの下、上記の行動指針に基づいて運営されております。詳しく説明させていただきます。

①の安全性に関しては病院に関わらず、すべての分野の組織で優先される課題であると思われ、異論はないと思います。

②の継続性に関して、精神科領域はその疾患の特徴により、疾患に罹患してから長期間にわたり、治療を継続する必要のある患者様が多く存在します。いつ症状が悪化しても変わらず治療が受けられるかかり付けの医療機関があることは患者様の安心につながります。そのためには医療機関が自己都合で身勝手に治療の提供を中断したり、治療施設を閉鎖したりすることは避けなければなりません。したがって人員的にも経済的にも治療が継続できる体制を常に意識し、流行に惑わされず、無理のない運営を心掛ける必要があります。当たり前のことですが医療機関が閉鎖したのでは医療は提供できません。よって2番目に重要としました。

③番目に精神科治療施設としての専門性を高め、精神科治療における最先端の治療が提供できることを目指します。

④番目の行動指針は少し変わった表現ですが、これは私の愛読書であるスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』の中に出てくるフレーズです。まず個人の自立があって初めて協調し合う人間関係が構築され、その関係が成熟するとお互いの不十分なところを補い合いながら集団として個々の力の総和よりも大きな相互効果が発揮できるという概念です。

最後⑤番目に関しては社会は常に変化し、求められる医療も同様に変化しております。このような現代社会において我々医療法人も組織として、あるいは職員一人ひとりが常に変化を恐れず、自ら積極的にスクラップアンドビルドにチャレンジする必要があります。そして精神障害に苦しむ皆様方により良い医療を提供できる医療機関でありたいと考えます。

私たち医療法人社団五色会では精神科領域はもとより、高齢者介護の分野で大事にしていることがあります。それは心理社会的アプローチです。単に患者さん、利用者さんの精神症状、身体症状、機能低下等の症状を治療や、リハビリのターゲットにするのではなく、患者さんの人生の背景や、心情を考え、いかに患者さん、利用者さんの心に寄り添えるかがさらに重要であると考えます。精神科医療、介護の現場で心理社会的アプローチを実践することは並大抵のことでは出来ないことも理解しているつもりです。限られた人員の中、物理的な業務は多忙を極め、その中で心理社会的アプローチを行うためのチームを構成し、検討しあい、現場で実践する。うまくいかない場合は反省とともにお互いを励ましあい、治療的集団を維持していく。医療法人五色会はそんな集団を目指しております。

様々な疾患、障害を持つ皆様方と共に職員一同励んでいきたいと思います。